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4月から始まる不妊治療保険適用についての情報

こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室、不妊ピア・カウンセラーの岡田です。
年が明けて、オリンピックが始まったと思ったらもう2月も終盤です。
は、早すぎる…。
そんな中、4月から不妊治療の保険適用が始まります。
何がどうなるのか、自分はどうするのがベストなのか、
悩んだり迷っている方もいらっしゃるかと思います。
今日は2022年2月現在の情報をまとめてみようと思います。

目次

保険適用されるとどうなるの?

現在、不妊治療の医療費は基本的に自由診療となっており自費です。
保険適用されることにより、自己負担が3割となるため経済的な負担の軽減になります。
今まで高額で高度治療を諦めていた人も取り組むことができる可能性が大きくなります。

ただし、全ての治療が対象となるわけではありません。
また、現在日本では自由診療と保険診療を一緒に行う混合診療ができないため、
自由診療の治療を希望する場合には、今まで通り保険診療対象になる治療を含めて
自費で治療を行うことになります。
着床前診断が保険適用とならなかったのは、不育や着床障害に悩む人にとっては
辛いところです。

ただし、保険診療対象外であっても「先進医療」と認められた治療の場合は
保険適用される治療は保険で、先進医療は自費でという混合診療がが可能になります。
先進医療は「研究」が目的となるので、希望する方全員が受けられるとは限らないようです。
む、難しい…ややこしい…。

何が保険適用になるの?

保険が適用される不妊治療は主に下記の通りです。
・一般不妊治療管理費、人工授精
・AMH検査
・男性不妊(勃起障害、精巣内精子採取、Y染色体微小欠失分析検査)
・ART(採卵、授精、培養、胚凍結、胚移植)
対象条件がある治療もありますので、各自の確認が必要です。

詳しくは下記をご覧ください。
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000894888.pdf
(P332~)

年齢や回数の制限はあるの?

現在行っている助成金には、年齢や回数の制限がありますが、
保険適用されるARTについても、同様に年齢や回数の制限が設けられます。

治療開始時に女性の年齢が40歳未満である場合には、子ども1人につき6回
女性の年齢が40歳以上43歳未満の場合には、子ども1人につき3回となります。

また、事実婚の方も対象となりますが、
第三者からの精子や卵子の提供は保険適用対象外となります。

助成金はどうなるの?

現在行われている助成金は、4月の保険適用化と同時に終了する見込みです。

助成金がなくなる場合、初めにも書きましたが混合診療ができませんので
自由診療の治療と保険適用の治療を行う場合に全て自費となります。
その場合の負担は、反って大きくなることになります。

確定申告による高額医療費還付金を受け取ること忘れずに、
併せて各自治体独自の助成金が4月以降どうなるかも確認しておくといいでしょう。

どうするのがベストなの?

不妊治療における経済的負担はとても大きなものです。
少しでもその負担が軽減されるのは嬉しいことです。
ですが、混合診療ができないこととなり保険治療のみの治療を提供するクリニックと
完全自由診療クリニックに分かれることも予想されます。

いずれにせよ、生殖可能期間には限りがあり
女性の年齢と妊娠、出産には大きな関係があります。
また、妊娠や出産がゴールではなくそこから子育てや
改めて夫婦2人の生活がスタートすることを考えると
時間を優先することが望ましいように感じます。

勿論、いくら考えても分からないということもあると思います。
一緒にお気持ちを整理しながら
ご自身にとって妊活以外でも大切な20代、30代、40代…
という時間について考えてみませんか。

あなたにとってのベストを探すお手伝いもしていきますので、
どうぞご相談ください。

お申し込み、お問い合わせ
募集中のおしゃべり会は下記をご覧ください。

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