妊娠しても、流産を繰り返してしまうということ
こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室、不妊ピア・カウンセラーの岡田です。
朝晩の冷え込みがとても厳しくなってきました。コートを着始めたものの、
日中は暖かいことも多く、服装や体調管理が難しく感じるこの頃です。
が、この季節のマジックアワーは大好きです。
目次
- ○ 不育症とは。
- ・不育症の定義
- ○ 不育症の原因。
- ○ 妊娠はするけれど
- ○ 状況が違っても。
- ○ 気持ちを言葉にすること
- ○ 安心して話せる場所。
不育症とは。
先日、不育症についてのおしゃべり会のコファシリを務めました。
「不育症」とは、妊娠したものの流産、死産を2回以上繰り返す状態をいいます。
自然流産を連続して3回以上繰り返す状態を習慣流産といい、
連続2回の自然流産を繰り返すことを反復流産といいます。
私もそうでしたが、流産の8割以上が妊娠12週未満の早い時期に起こっています。
初期流産の原因の多くは「受精卵(胎児)」の側にあることから、
治療によって流産を防ぐことは難しいと言われています。
ただし、女性の年齢が上がれば、卵子は老化し流産率が上がります。
その結果として流産を繰り返す方が多くなるという状況もあります。
流産率は平均15~20%ですが、40代では跳ね上がり40%以上と言われています。
不育症なのか、年齢なのか私も悩みました。
不育症の定義
不育症の原因。
難しいのが、不育症についての治療はまだ始まったばかりで、
分かっていないことが多く、検査を行っても約半数は原因が特定できないと言われていますが、
現在、下記のようなものに原因があるのではないかと言われています。
■子宮形態異常
■内分泌異常
■染色体異常
■凝固因子異常
検査は主に血液検査で行いますが、これが原因かもしれないと言われても
こうすれば絶対防げる、というわけではないのが辛いところです。
私自身、医師から「気休めかもしれませんが」と言われて
お守りのような気持ちで服薬をしていました。
検査も決して安いものではありません。
都道府県や自治体の助成も是非ご確認ください。
妊娠はするけれど
前述したように、私も複数回の流産の経験があります。
私が治療していたころは、まだ不育症という認識も出始めたばかりで
検査をしている病院も限られており、流産をしても、医師からは
「流産はよくあること」「対処は必要ない」と言われ不安になったのを思い出します。
一般的な流産率は15~20%と言われており、確かによくあることなのかもしれませんが
不妊治療に取り組む中で妊娠反応が出て喜んでからの流産は、本当に奈落に突き落とされる思いでした。
1度流産をしてからは、「妊娠したい」「でも、怖い」という気持ちで揺れていました。
状況が違っても。
担当したおしゃべり会に参加された方は、
年齢も、治療状況や環境も異なりました。
でも、お子さんを望む中で妊娠まではできても挙児出来ない辛さ
妊娠経験がない方からの「妊娠できるだけいいじゃない」という言葉への傷つき
妊娠することへの期待と怖さ、周りが悩むことなく挙児していくことへの理不尽さ
夫婦間の気持ちの温度差、どこまで関門があるのだろうという不安など
気持ちの共感や共有が出来たのではないかと思います。
気持ちを言葉にすること
参加者の方からは
「普段言えない気持ちが言えた」
「誰に聞いていいかわからないことが聞けた」
「他にも悩んでいる人がいるんだと分かった」
というような感想がありました。
話したら友達が気を使うかも…
気まずくなるかも…
分かってもらえないかも…
相談したいのに、話したいのに
そんな思いを抱えながら気持ちをしまい込んで、抱え込んでいる人がとても多いですが
思っていることを言葉にすることはとても大切です。
安心して話せる場所。
ガーベラ不妊相談室では、安心して安全に話せる場所を提供します。
不育症に限らず、様々なテーマでおしゃべり会やグループカウンセリングを
行なっていきます。
ご希望のテーマがあれば、是非お寄せください。
現在、募集の会は下記になります。
ご参加、お待ちしています!