生殖心理カウンセラーの小倉です。

不妊治療をされている方のモヤモヤはカウンセリングでもよく伺います。

モヤモヤの内容は

①「みんな」普通に、簡単に、お金をかけずに（無料で）、子供を授かっているのが

羨ましい、どうして自分だけ、劣等感を感じるモヤモヤ

②自分と夫が同じ気持ちで子供を望む姿勢でない夫婦間の温度差のモヤモヤ

③周りの人に「子どもがいなくても幸せになれるよ」とか「子育ては大変だから子どもがいなくて自由でいいね」や、「子供が欲しい相談されても自分は不妊ではなかったから」と母に言われた、という周囲の言葉のモヤモヤ

などなど、ありますよね。

自分の思い、カップルの思い、周囲の思いはそれぞれ異なりますが、

そういったモヤモヤを信頼できる、でも自分の日常生活と距離があるところで排出できるのは

心のバランスを保つにはよい選択と思います。

精神的に近い人に、本音を語るのは実はなかなか難しいことがあります。

距離がある、普段接点がないからこそ話せる、ということはありますよね。

そして、カウンセリングは心に問題があるから利用する、というだけではなく、

心のメンテンナンス、心に問題が生じる前の対処法的に利用する、

という理解が増えればいいな、と思います。

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