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妊活の始め方、取り組み方のABC

こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室の岡田です。
寒くなってきましたね。
今日は、久々に都会に出る案件がありました。昭和生まれだからか、
スカイツリーより、東京タワーにアガるタイプです。皆さんはいかがですか?

さて、今日は妊活の始め方・取り組み方について書いてみたいと思います。

目次

不妊治療の保険適用スタート

今年の4月から、不妊治療の保険適用が始まりました。
それを機に、妊活や不妊治療について検討したり、取り組む方が増えてきました。

保険適用になったことで、負担が減ったという声がある一方で
年齢、回数、治療内容で適用から外れることもあります。
特に治療内容には注意が必要で、保険適用以外の薬や治療を1つでも行なうと
全てが自費となります。

そんな今、どんな風に妊活・不妊治療を始めて、取り組んでいったらいいのでしょうか。

夫婦で始める妊活

妊活や不妊治療は、1人ではできません。
夫婦で取り組むものです。

ですがこれまでは、女性が情報を収集し、受診、検査を進め、医師と相談しながら
治療を考え、夫に伝えて協力を仰ぐ、ということも多くありました。
男性は、自分ごとと捉えずらく夫婦間に温度差が生じて、夫婦関係が悪化してしまい
妊活どころではない、といった相談も多くありました。

今回、保険適用に際してはまず初めにご夫婦での受診が必要となります。
これは、妊活に取り組む上でとてもいいことだと思います。

夫婦で何を話して妊活に取り組めばいいのでしょうか

子どもを授かりたい、という話になった時。
「どう話したらいいか分からない」「何から始めればいいか分からない」
という相談を頂きます。

妊活を始める時、ほとんどの方は
「ほどなく授かるだろう」と思ってスタートします。
ですから、思うように進まない時に、次から次へ選択を迫られ戸惑うことも多くあります。
何故なら、そこまで想定していないからです。

妊活を始める前に夫婦で話しておきたいこと

私自身、とりあえず検査だけしてから妊活しようという軽い気持ちで
クリニックを予約しました。ですが、予約は早くても2か月先と言われ
「あれ?何だか大変な感じだぞ?」と戸惑いと言うか緊張を覚えました。

初診は私だけで行きましたが、専門用語や調べてもいなかった
治療の進め方、ステップアップの話、年齢との兼ね合い、などについて
矢継ぎ早に話されて、圧倒されたのを覚えています。

そんな経験も踏まえ、皆さんにお伝えしておきたいのは
夫婦で目の前のことではなく、妊活や不妊治療で起きる可能性のあるこをについて
検討しておいてほしいということです。

・どこまで治療するのか
(自然に任せる、人工授精までなら、体外受精や顕微授精も検討するなど)
・いつまで治療するのか
(何歳までするのか、何年するのかなど)
・経済的にどこまで取り組むのか
(どこから費用を捻出するか、予算はどうするか、何にどうかけるのか【東洋医学・サプリ・運動などなど】)
・様々な想定
(夫婦2人の生活、里子里親・養子縁組、2人目以降など)

出来る限り、これらのことは想定として話しておくことをお勧めします。

様々な検査と治療

治療を始めるにあたり、ご夫婦の検査を行ないます。
女性は、生理周期でできる検査が決まっており、完了までに
数ヶ月かかることがあります。
また、検査によっては痛みや不快感を感じることもありますが、個人差があります。
ネットの話や体験談は鵜呑みにせず、不安なあれば医師や看護師に相談しましょう。

私は、痛みに弱くきつそうな検査の時は相談すると看護師さんがそばで
手を握ってくれたりしました。それだけでも随分心的負担は軽くなりました。

男性は、精子検査のみですが、体調や日によってばらつきがあります。
喫煙や飲酒を控える、トランクスを着用する、など日ごろから
生活習慣を整えておくといいかもしれません。
結果に一喜一憂しないことも大切です。

精子が少なかったり、なかった場合には詳しい検査をしたり、
TESSEと呼ばれる手術で
精巣内の精子を探すこともあります。

治療については、主に
タイミング療法、人工授精、体外受精・顕微授精
の3段階となります。

タイミング療法は、卵子の育ち具合と体内のホルモン数値を確認しながら、
排卵に合わせて性交渉を持つ方法です。
排卵の少し前から、コンスタントにタイミングを取ることをお勧めしますが、
女性は、この時期を逃したくない、という思いが強くなりますし
男性は、日にちを決められて性交渉を持つことへ大きなレッシャーを感じることが
多々あります。
行為が義務的になり、性交渉が持てなくなったり夫婦関係が悪化することもあります。
少しでも負担であれば、長く取り組むことはお勧めしません。
辛い場合は、※シリンジ法などを併用してもいいでしょう。
(※夫の精子を採精し、スポイト状のような器具を用いて自身で膣内に精子を注入する方法)

次のステップは人工授精です。
人工と言う言葉に躊躇される方もいますが、
採精した精子を、洗浄・濃縮し子宮内に注入するものです。
その後受精するか、着床するかという過程はタイミング法と変わりません。

次のステップアップは、体外受精・顕微授精です。
女性の卵子を、採卵し、採精した夫の精子と体外で受精させる方法です。
体外受精は、卵子を入れた容器の中に精子を入れ培養し、
自然に受精、分割していくのを見守りますが、
顕微授精については、卵子に精子を直接注入し受精の確率を上げていきます。
精子の数や運動率が思わしくない場合や、取れた卵子が少なかったり、未成熟の場合などに
行なわれます。

自分1人、ご夫婦だけで抱え込まないことの大切さ

いかがでしたか?
予め夫婦で気持ちをすり合わせることを提案してはみたものの、
妊活や不妊治療前に色々想定することは難しいことだと思います。
そんな時には、ご自身もしくはご夫婦だけで抱え込まないことが何よりも大切です。

様々な可能性、起こりうる事態について
私自身の経験を踏まえ、ご夫婦のお気持ちを受け止めながら
今後について一緒に考えていける、ピア・カウンセリングも有効に活用ください^^)

お問い合わせ、お申し込みは下記からお願いします!

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