不妊カウンセリング:話を聞いてくれるのは心地よいこと
生殖心理カウンセラーの小倉です。
カウンセリングを行っていると本当に多くの方々のお話を伺います。
お一人お一人のお話を基本的に45分で伺うのですが
あっという間に時間がすぎるくらい沢山話す方、
言いたいことが沢山ありそうですが言葉を選んでゆっくり話す方、
どう話したらいいのかわからず戸惑いながらもぽつりポツリ話す方、
とにかく解決法を教えて欲しい!と、こちらの「答え」を期待する方、
最初は慎重に(警戒もあるのでしょう)話されていたけど後半は堰を切ったように話が止まらない方、
など、様々です。
いずれにしても悩んでいる、困っているので助けてほしい、という思いがあるのですが、カウンセリングでは話を聴くことが支援することになります。アドバイスを与えるのではなく、話を聴くという受け身のような行動によって、結果的にクライエント(相談者)が良い方向に行くきっかけやヒントになります。
そういうあいまいな支援方法なので、うさんくさく思われても仕方ないのですが、人に話を聴いてもらうというのはとても心地の良いものなのです。それは自分を受け入れてくれる、受け止めてくれる、という行為だからです。日常生活で自分の話を遮らずに聞いてくれる人はあまりいないですよね。自分自身も相手の話を遮らず最後まで聞いてないかも、と思い当たりませんか?でも、それでいいのです。それが「普通」ですから。
でも、心が弱くなると普通の生活が少ししんどくなります。
とくに不妊で悩んでいるのなら、普通に周りの人に話をすることもためらう。でも、一人で抱えるのがだんだんきつくなってきた・・・そんなときに「話を聴いてくれる」というカウンセリングの利用を検討してみてくださいね。
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お子さんのいない方限定:対面でオリーブの木「クリスマス会」開催します。 | ガーベラ不妊相談室 (cr-gerbera.com)