オンラインカウンセリングのデメリット:電話カウンセリングとの違いは?
生殖心理カウンセラーの小倉です。
コロナも依然と比べるとだいぶコントロールされ、制約も規制もかなり緩和されましたね。
私のカウンセリングも以前は対面カウンセリングが主流でしたが、今はオンラインカウンセリングも利用が多くなりました(両方ご利用の方もいらっしゃいます)。コロナ感染予防対策というだけではなく、遠方の方の利用や時間の有効な使い方につながっています。
オンラインカウンセリングを始めたころ(3年前)は、私の個人的な意見ですが、オンラインでのカウンセリング効果は対面の半分くらいと思っていましたが、必要に迫られていろいろ試行錯誤をしたり、利用者のオンライン慣れということもあり、今は対面の7割の効果があるかな、と感じています。
そうなんです、それでも7割です。対面カウンセリングはオンラインカウンセリングにかないません・・・
一方で電話カウンセリングは以前(2005年)から私も行っていますし(すみません、当相談室ではピア・カウンセラーの岡田のみ行っています)その特有の効果は大きいです。
電話の場合、匿名性があるため、カウンセリングを受けるハードルが低かったり、カウンセリング料金が安かったり、移動の必要がありません。メリットはいろいろありますが、それでも対面のカウンセリングと比べるとその効果は5~6割程度でしょうか。
オンラインカウンセリングはビデオオン(顔出し)で行う場合は電話と比べると匿名性は低いですが(名前は必ずしも本名でなくてもよい、でもそれは対面も同じ)、通信料は多くの場合無料で利用できますし、移動の必要もなく、匿名性が低い、つまり顔出しで話をすることがカウンセリング効果を高めます。
そんな中で電話と比較してオンラインカウンセリングのデメリットをあげるとすると:
・片方が話し始めて、それが相手に届くのに時間差(タイムラグ)がある
・回線不良でたまに途切れることがある、あるいは音声は聞こえるけど映像がフリーズしてしまう
・開始時点で接続トラブルがありカウンセリングの時間が減ってしまう
電話カウンセリングの場合、上記の問題が起こることはほとんどなく、なかなか接続できないときは焦りますし時間も勿体ないし、カウンセリングでは意図せずに話が中断すると、その効果に影響があることがあります。しっかり45分お話を集中して話せる環境は実はとても大事なのです。
今後はオンラインカウンセリングが主流になるかもしれませんが、どうしてもつきまとうネット環境による不測の事態からは免れないように思いますので、それをご理解の上で利用していただければと思います。また、場合によっては電話カウンセリングの利用も検討するのもよいでしょう。