流産や不育でPGT-Aを検討するけれども
こんにちは。生殖心理カウンセラーの小倉です。
妊娠はするけど、流産となり、出産に至らないケースはよくあります。不育症の診断をうけることもありますが、その診断がつかない方も多く、また一度でも流産を経験すると次の妊娠が怖い、という気持ちをお持ちの方は多いです。
妊娠はできてるんだから、次は大丈夫だよ!
妊娠すらできない私からすれば十分幸せだよ!
前向きな気持ちじゃないと授からないよ!
などなど、周囲は色々言ってくれます(きっと、良かれと思って励ましてくれてるんでしょうけど)
そして、病院ではPGT-A(着床前胚染色体異数性検査)を行えば、流産のリスクを減らせられます、と言われると魅力的ですが、料金は高く、その検査方法も不安を感じることもあるでしょう。
不妊治療においては、出産に至るまで簡単ではなく、技術もそうですが、気持ちの面でも想像以上に辛いことが多いです。検査項目はどんどん増えているものの、健康な赤ちゃんを授かることを保証していません。
不妊治療をされている方は現実にできること、できないことを受け止めながらも自身の思いや願い、そして不安を抱えることになります。もし、しんどいな、と思うことがあればカウンセリングを利用してみてください。カウンセリングで話すだけでも気持ちが楽になったり、専門的な情報を得るだけでも少し安心したり、もしかすると誰かにサポートされるって本来の自分に戻れる機会かも、と思えるかもしれません。