やめたいと思いながらなかなか決断できない妊活

目次

• ○  妊活（不妊治療）をやめたいけれど
• ・何故やめどきを考える方が増えたのか
• ・何故やめたいと思うのか
• ・何故やめられないのか
• ○  妊活（不妊治療）をやめるということ
• ・思い描くやめ方とのギャップ
• ・大切なのは

妊活（不妊治療）をやめたいけれど

不妊治療は努力や負担に対して必ずしも結果が伴うわけではないので、辛い思いをしている方は多くいらっしゃいますし、
不妊期間が長くなれば辛さも大きくなることが殆どです。
ですから、「妊活（不妊治療）が辛いのでやめたい」というご相談が多くなるのは自然なことなのですが
ここ最近は特に増えたように思います。
私が受けた相談では、年齢層は幅広く理由もそれぞれです。

何故やめどきを考える方が増えたのか

ここ最近、やめ時を考える相談が増えたのは勿論上記のように
精神的、経済的負担が辛いということもありますが、
妊娠についての情報が周知されてきて年齢と妊娠との関連について
正しい知識が持つ人が増えたことも一因かと思います。
また、助成金の廃止や保険適用に際して、以前とは状況が異なってしまった方もいるように思います。

何故やめたいと思うのか

どうしてやめ時を考えるのか、理由は様々です。

「年齢を重ねてきて、妊娠や出産の可能性が低くなってきているのに
時間や費用を費やすことが虚しく辛い」
「不妊だけで人生が過ぎていくような気がして不安」
「複数回の流産を経験し、妊娠したいけれど妊娠するのが怖い」
「上の子のためと思ってきたけど、逆に我慢をさせている気がするから」
、という方もいます。

何故やめられないのか

妊活（不妊治療）をやめたいと思いながら、やめる決断ができない方は多くいらっしゃいます。

「可能性が０ではないので、希望をもってしまう」
「あと1回チャレンジしたら授かるのでは、と期待してしまう」
「ここでやめたら、今までの時間や費用が無になってしまうのが受け入れられない」
「パートナー（や、親族）が諦めてくれない」
「妊娠、出産に匹敵する人生の目標がない」
「夫婦2人の未来が思い描けなくて怖い」
「上の子を1人っ子にしていいのか決断できない」

妊活（不妊治療）のやめ時を考えながらもやめられない理由は様々ですが、
お子さんを授かることを願って始めた妊活ですから、それを達成せずにやめることは
難しくて当たり前です。

妊活（不妊治療）をやめるということ

相談でよくあるのが「他の人はどうやってやめたのか知りたい」という質問です。
やめたいのにやめられない、やめ方が知りたい、その気持ちはとても分かります。
でも、今までの内容を読んでみてどう思われたでしょうか？

思い描くやめ方とのギャップ

ご相談の中でよく伺うのが
「スッパリやめたい」
「スッキリ終わりたい」
「次のステージが輝いていればやめられる」というような表現です。
ですが、願っていたことが叶わないままで妊活をやめる時に、そんな風に
やめられる方は稀です。

今日はやめよう、と思えても明日には「あと1回」「あと1周期」と思ってしまう。
クリニックに行くのが負担だけれど、行かない日常が想像できない。
妊活をやめたら何をしたらいいのか分からない。
やめることを決断したけれど、これでよかったのかと思うことがある、
そんな風に気持ちが揺れることがほとんどです。

大切なのは

妊活を続けることも、やめることも善悪や正解・不正解で判断できるものではありません。
だからこそ迷い、心が揺れるものだと思います。

妊活で思うような結果ではなかったとしても、これまでご自身が、夫婦が頑張ってきたことは事実です。
まずはそのことを認めてあげてください。

やめ時の時期や、決断はあくまで目安でかんがえるといいでしょう。
「あと何周期頑張ったら次を考えてみよう」
「何歳になったら、1回立ち止まってみよう」「半年だけ休んでみよう」
とそこで決断するのではなく、
考える時期の目安を決めてみましょう。

大切なのは少しずつ、無理をせずということです。
ピア・カウンセリングでは、お気持ちを整理するお手伝いをします。
妊活をやめたい気持ち、やめたくない気持ちどちらも否定せず伺います。
自分で考えているところとは別の角度からお話を伺うことで、
1人では気付かなかった気持ちに気付くこともあります。
次へ進むヒントが見つかることもあります。

9月8日、11時～13時で無料カウンセリングを行いますので、よろしければ
ご利用ください。
近日中に詳細をアップしますね。

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