諦めないで手放すということ
こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室、不妊ピア・カウンセラーの岡田です。
GWが始まりましたが、皆さんはどこかへ行かれますか?
私は1日野球観戦に行くのみで、普通の週末がちょっと長め…という感じです。
不妊治療中は、GW義実家に帰省していたのを思い出します。
気分転換に、と思って向かうも親族の心無い言葉に傷ついたり、排卵に重なり
どうにかしてくれと夫に詰め寄って険悪になったりしました…。ははは。
目次
- ○ 何もかもが妊活中心の生活
- ○ 妊活は何よりも大事だったけど
- ○ 諦めないで手放す
- ○ 私が体感したこと
- ○ カウンセリングを活用ください
何もかもが妊活中心の生活
第一子を授かるまでに4年間不妊治療を行いました。
タイミング、人工授精、体外受精、顕微授精何をやってもかすりもせず、
後から結婚した友達や同僚、後から妊活を始めて色々相談に乗ってた友達、
ブログを書いていた頃同志だったみんな…ことごとく妊娠していく中で私の生活の中心、
いや、生活の全てが妊活でした。
そう、妊娠するために生活していました。妊娠するために生きていました。
全ては妊娠のために。
ご飯も、生活習慣も、考え方も…。
妊活は何よりも大事だったけど
30代後半から妊活を始めた私にとって、妊活は先送りできないことでした。
犠牲を払っても、他のことを後回しにしても、妊活は今大事なことでした。
私の人生の全てが妊活でいいんだろうか?
そんな気持ちがふと出ても、私はそれを全力で打ち消していました。
妊娠したらみんなと同じようになる。そこから全部取り戻せる。
でも、妊娠しなくてはそこには行けない、取り戻せない。
妊娠しなくては、私の人生はリスタートできない。
そこまでは頑張らなくちゃ。
そんな風に思ってました。
でも、妊活に頑張る時間の分、人生の時間も流れていくんです。
30代の時間、40代の時間、仕事のキャリアの時間、私の人生の時間。
でも、妊活中はそんな風に思えませんでした。
妊娠すれば全てが解決すると思っていたから…。
諦めないで手放す
妊娠できない中で、色んなことにすがりました。
友達にも相談したし、子授け神社とか、ジンクスとか、占いとか、スピリチュアルとか…。
本当に色々です。
そんな中で言われたことがあります。
「諦めないで手放してごらん」
は?どういうこと?
「今は妊娠に執着しているように見えるよ」
執着って何?その嫌な言い方なくない??
手放すって、諦めることじゃないの?
私が一生懸命取り組んでることは執着なの?
子どもを望んでるだけで、こんなに頑張っているだけなのに
なんでそんな言い方をするの?
「諦めないで手放す」と言われたとき、私はそのことばを理解することも
受け入れることもできませんでした。
私が体感したこと
でも、しばらくして私は治療に疲れ果ててしまいました。
夫からは、「もうやめよう」「子どもがいなくてもいい」と
何度となく言われていましたが、私は拒否していました。
そんな中で私が「残っている1個の凍結胚移植したら、もうやめようかな」と
言ったとき、夫は心底ほっとしたようでした。
最後の移植に向けて、ちょっと休もう。全部休もう。
そう思って、治療中我慢していたことを全部止めました。
通院は勿論、基礎体温も、温活も、節酒も、早寝早起きも、何もかも。
それまで怖くて何も止めることも休むこともできなかったのに。
あれ?なんだこれ?楽しい。めちゃくちゃ楽しいぞ。
何だ?この解放感~。
周期も体温も、冷えも気にせず過ごす毎日。
あれ?私、今まで何してたのかな?
ただただひたすら妊娠だけを見て頑張っていたはずの毎日の記憶がなくなるほどでした。
そんな中、私は自然妊娠をして第一子を出産しました。
諦めないで手放すことを体感したように思いました。
それは、よくいう諦めたらできるということではないように思いました。
治療を休むことでも、これで最後と決めることでもないと思いました。
ストンと何か腑に落ちる、という感じというか
自分の決断にスッキリするというか…。清々しい気持ちでした。
勿論、これはあくまで私の経験で皆さんの妊娠に繋がるかどうかは分かりません。
でも、自分は思っている以上に自分を追い込みストレスを抱えていたんだと思いました。
心と体は繋がっているのかも、そんな風に思いました。
カウンセリングを活用ください
ピア・カウンセリングの強みは、カウンセラーが不妊を経験しているということです。
相談いただく方のためになることであれば自分の経験をお話します。
どうぞご相談ください。
お問い合わせやお申込みは下記から承ります。