こんにちは。生殖心理カウンセラーの小倉です。

カウンセリングでたまに聞くのは、不妊治療がうまくいかなかったり、治療でせっかくお子さんを授かったのに、育児方針が違ったり、あまりに育児が大変でこんなはずじゃなかったのに、という思いからか、「結婚相手を間違った？」「違う人と結婚すればよかった」という話をすることはあります（必ずしも女性だけではないです、こう思うのは）。

それぞれの背景がありますので、一概に言えませんが、そういう話になった時に、改めてどのように出会って、どういう思いで結婚に至ったのかを一緒に振り返ります。

そうすると、ほとんどの場合、あの時のああいう状況だったから結婚を決意したわけだし、実際他の人と結婚する機会もあったけど、その人ではなく、今の相手と結婚したのは、自分の選択、自分らしかったのかな、と思い至ります。

結婚した当初は知らなかったことや、気持ちが変化するとは思ってもいなかったことで、現在の悩みが生じていることもありますが、人間、気持ちは変わるし、状況も変わるし、でも一度でもこの人と一緒にいたいな、と思える相手と出会ったことはとても素敵なことだということも忘れないで（あるいは、思い出して）いられれば、今後に期待できるかなと思います。

夫婦関係、カップル関係の悩みもカウンセリングを利用してみてくださいね。