不妊治療の保険適用
こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室、不妊ピア・カウンセラーの岡田です。
爽やかな天候が続いていますが、週末には台風が近づくようですね。
ここのところ、週末になると天候が崩れているように思うのですが…気のせいでしょうか?^^;)
さて、今日は昨年から言われている「不妊治療の保険適用」について少し書いてみようと思います。
目次
不妊治療の保険適用の経緯
不妊治療の保険適用については、
2020年に、菅義偉首相が議長を務める全世代型社会保障検討会議で、
ごく一部に限られている不妊治療の保険適用を拡大するための議論を始めたところから
スタートしました。
菅内閣の肝入り政策として、大きなニュースとなりましたが
何がどうなるの?と期待と不安が入り混じるような気持ちになった人も多いのではないでしょうか?
施行までのスケジュール(予定)
2020年春の保険適用を目指して、2021年の年明けからは助成金の拡充がなされました。
それまで初回のみ30万、以降15万円の助成を生涯6回利用できた助成金ですが
拡充後は、730万未満という年収制限が撤廃され
1人を授かるまでに毎回30万、6回。※1
(7万5千円の治療ステージは10万円に)
1人ごとに回数はリセットできる、というものになりました。※2
※1/ 40歳以上43歳未満は3回
※2/12週以降の流死産についてもリセット対象
2021年夏には、ガイドラインが作成され
2022年年明けには保険適用を決定、4月に施行予定
ということになっています。
そもそも何がどうなるの?
保険適用となる治療はどこの部分なのか?
保険適用にならない治療はどうなるのか?
保険適用が施行されたら、助成金はなくなるのか?
当事者にとってメリットが大きいのか?デメリットが大きいのか?
「保険適用」と聞くと「安くなる」というイメージがありますが、
適用範囲によっては、負担が大きくなってしまう人もいるなど、複雑な要素も
あるように思います。
「何がどうなるの?」については、今のところ「確定」していることはなく
ニュースも「~の可能性が大きい」「~となる見込み」というものばかりです。
自治体の独自の制度も確認しよう
限られた生殖可能期間の中で、制度の変化は当事者にとって大きなことです。
その変化について決まらない期間は落ち着かないことと思います。
この間、何をどう進めたらいいのか迷われる人もいるかもしれません。
不妊治療の保険適用化に向けて政府が動いたことで、
不妊治療のサポートに力を入れる自治体も増えてきました。
国の制度に加え、お住いの都道府県や市町村独自の助成なども
確認して、利用できるサポートを探しておくのもいいでしょう。
不妊治療の保険適用についてのお話とおしゃべり会をします
自民党の総裁選で、首相が変わることになります。
まだ未確定なことが多い不妊治療ですが、加えて予定通りに施行されるのか…
不安やざわざわする気持ちについて、話してみませんか?
ガーベラ不妊相談室では、10月30日(土)
10時~12時オンラインにて
「不妊治療の保険適用についてのお話とおしゃべり会」を
オンラインで開催します。
30分程度、不妊治療の保険適用についての説明を岡田が行ないます。
難しい言葉についても分かりやすくお話させて頂きます。
そのあと、参加者の皆さんで保険適用に向けての様々なお気持ちを
話すおしゃべり会を行います。
これから治療を始めようとされている方も是非ご参加ください。
日時:2021年10月30日(土)10時~12時
定員:先着10人
参加費:2000円
お申込み、お問い合わせは下記までお願いします。
(メニューはグループカウンセリングを選択ください)