不妊カウンセリングで変わったこと変わってないこと
こんにちは。心理士の小倉です。先日ラジオの収録がありました。7月後半に放送予定ですので詳細はまたお知らせしますね。
そこではたくさん話をさせていただきましたが、私は生殖心理に関わって18年ほどたち、当初と今ではカウンセリングにどんな違いがありますか?という質問がありました。
なんといってもカウンセリングの敷居が低くなったのか、カウンセリングの利用状況に大きな変化があります。
今やネット環境も整って予約しやすいというのもあると思いますが、これから妊活を考えている方の利用があったり、不妊治療を始めようと思うので心の準備のため、という段階の方もいらしたり、治療終結後も何か気持ちが落ち着かないのでメンテナンスのために利用したい、という方がいらしたり。
また、以前はほとんど女性お一人の利用でしたが、今はカップルの利用も増え、私は女性ですが、男性お一人でお申し込みも増えました!(それは男性の生殖心理士が少ない、ということもありますが・・・)
一方で18年前と変わらないのが治療中の気持ちの浮き沈み、治療のやめどき、二人目不妊(子供一人いるからいいじゃない、と葛藤すること)です。
おそらくこの思いは50年100年経っても同じかもしれませんね。でもカウンセリング形態はすごく変わると思います。どんな時代でも助けを必要とする方を適切にサポートできるカウンセリングがあることを願い、私も日々勉強していきたいと思います。