こんにちは。心理士の小倉です。

結婚したいと思い、「婚活」を無事卒業し

次は子供が欲しいと思って「妊活」を始める。

すぐに卒業できるかと思いきや、なかなか卒業できない（子供が授からない）

そのうちに親の介護などが始まり、もし自分に子供がいなければ誰が介護をしてくれるのだろう？という不安が高まります。そして、まだ「妊活」中なのに「終活」を考えることになるケースもあります。

普通に結婚して普通に子供もって普通に年をとっていきたいだけなのに。

なんで皆は子育てしたり家を買ったり家族旅行して楽しんでいるのに、私（達）だけ終活を考えないといけないの？

とっても悲しいですよね。理不尽に思うかもしれません。ただ、事実としてお子さんがいない（いない可能性が高い）のであれば、それは受け入れていくことになるのですが、そこに意味付け、がなされます。つまり、自分に子供がいないことは不幸、これは何かの罰、結婚相手を間違った、自分がそう思うのならそうなります。

でも、本当にそうなのか？勿論、子供がいないことが幸せ、とはならいでしょう。子供が欲しいと思っているのは間違いないのであれば。子供がいなくても幸せは感じられる、思い通りの人生を送れないことで感謝の気持ちが増える、他の人と比較せず生きられるかも、のような意味付けができれば、同じ時間をすごすにも日々の気持ちは違いますよね。

この意味付け、自分でするには難しいときもあります。カウンセリングではこの意味づけのお手伝いもしていますが、本を読んだり、音楽を聴いたり、ぼ～っとしているときにふと、気づくこともあります。自分の価値観、感じ方に身を委ねてみても良いと思います。