どうして子どもが欲しいのか。
こんにちは。西船橋にあるガーベラ不妊相談室、不妊ピア・カウンセラーの岡田です。
先日、clubhouseで先輩ピア・カウンセラーと一緒に話をしました。
「もし、過去の治療中の自分に声を掛けられるとしたらどんな言葉を掛けたいか」
という話題になった時、
私は「生殖物語について夫と話そう」と言いました。
「生殖物語」という言葉自体、私は治療中には知りませんでしたし
臨床心理士のカウンセリングを受けたときに「どうしてお子さんが欲しいんですか?」
と聞かれて、「子どもを欲しいのに理由がいるの?みんなそんなことを考えて
子どもを授かっているの?こんなに頑張ってもできなくて辛いのに何でそこを
掘り下げるの?」という反発のような気持ちになりました。
同じような気持ちを抱く方もいるかもしれません。
私が妊活を始めたきっかけは「友達がみんな妊娠、出産をし始めたから」でした。
子どもに対する想いより、
「結婚したら、みんなと同じように子どもを産んで、盆暮れには帰省して」
という「一般的な」「普通」と言われる家族像のためでした。
不妊治療をするなんて、しかも何年もするなんて想像すらしていませんでしたから
夫とも「そろそろ」という感じで何となく始めたのですが、それが後に温度差となり
意見の相違の原因にもなりました。
治療中にお互いの生殖物語を確認することは、私には難しく何度もぶつかり
何なら離婚すら幾度もよぎりました。
自分の経験から
妊活をする前に、お互いが子どもを産み育てることについてどんな気持ちを
持っているのか確認しておくことはとても大切なことのように思います。
そして、
難しいなら無理せず2人の生活を考えるのか、
養子縁組は考えてみるのか、
難しくても可能性があるなら出来ることを何でもやってみるのか
そんなことを話しておくといいのではないかと思います。
とはいえ、夫婦で話すと感情的になってしまったり
自分の理想に合わせたい思いが出てくることもあると思います。
カウンセリングでは
パートナーへの切り出し方を一緒に考えることもできますし、
フラットな立場でお2人のお気持ちを伺うこともできます。
お気軽にご相談くださいね。