不育症についても政府が動きました
目次
- ○ 不妊症の中の、不育症についても政府が動き出しました
- ・不育症の辛さ
- ・少子化対策というよりは医療の一環として捉えていただいけたらいいかと
- ・不妊そのものの理解とともに結果として子供を産みやすい社会になれば
不妊症の中の、不育症についても政府が動き出しました
菅内閣は、これまでになく不妊に関わっていますが、少子化対策として、なのかどうかは少し疑問に思います
不育症の辛さ
不育症の場合、何度も流産をされていますので、なかなか妊娠に至らないケースとはまた違う悲しみや、心の傷があります。次の妊娠が怖い、自分が赤ちゃんを殺しているんじゃないのか、妊娠継続をしていても無事出産するまでが本当に心配で生きた心地がしない、でも、周囲は「妊娠できるだけでもいいじゃない」「そんな心配ばかりしているとまた流産しちゃうよ」など当事者にとっては耳をふさぎたくなる言葉をかけてくる・・・また、不育の原因もすべてがわかっているわけではなく、むしろ複雑な要因がありますので、特別な心のケアが本当に必要です。
少子化対策というよりは医療の一環として捉えていただいけたらいいかと
不妊治療で無事子供が授かる確率はざっくり、本当にざっくり言えば3割です。これは医療としてはかなり低い確率ですよね?風邪ひいて、薬を処方されても3割の人にしか効かないよ、と言われたらそんな医療や薬にお金を払ったり飲んだり、あまりしませんよね?
ですから、医療としては不妊治療はかなり特殊です。
また、体外受精などはARTと呼ばれAssisted Reproductive Technologyの略です。
これを訳すると、「生殖補助技術」です。
そう、つまり体外受精は「治療」ではなく「補助技術」なのです。
不妊そのものの理解とともに結果として子供を産みやすい社会になれば
菅内閣が不妊に焦点をあてていることは、悪いことではないと思います。
マスコミを含め、このことについて語っていただくのはよいことでしょう。
(大炎上することもあるようですが!)
大事なのは、不妊そのものの理解をしっかりしていただくこと、
そして、少子化対策もとても大事です。
少子化対策の要は
子供を産み育てることが自分にとって魅力であること、
もしくは子供のいる社会が自分にとって(自分が産み育てなくても)魅力であること、
と各個人が思うことだと思います。
そう思える教育、そう思える環境づくり、も同時進行させる必要はありますよね。
多角的に取り組んでもらえることを期待しています、菅内閣!