「朝が来る」の原作と映画
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朝が来る
こんにちは。心理士の小倉です。先日、河瀨直美監督による「朝が来る」が公開されたとニュースがあり、さっそく原作を購入したところです~
ドラマになってましたね
「朝が来る」は辻村深月さんの物語で、以前TVでドラマがあった時から気になっていましたが、今回は気になっている川瀬監督が映画を手掛けた、ということで、さすがに読まなきゃ!と思いました。そして、できれば映画もみたいな、と思っています。
生殖にまつわる物語や映画が最近増えてきた?
• 甘糟りり子「産む、産まない、産めない」「産まなくても、産めなくても」講談社 2017年
• 角田光代「ひそやかな花園」講談社文庫 2010年
など、最近不妊、生殖にまつわる物語が増えてきた印象もありますが
• 北杜夫「こども」(「黄いろい船」所収)新潮社 1968年
は50年以上前にありますし
実は歴史もの、はかなり生殖の話ですよね。
戦国は勿論、藤原時代、そしてもっとそれ以前から子供が生まれる、生まれない、
男なのか、女なのか、
そしてそれは海外でも。
イギリスのヘンリー8世(1500年前後)ご存知ですか?
男の子が欲しくて離婚したいヘンリー8世ですが、
当時王が信仰していたキリスト教は離婚を認めなかったので、
信仰する宗教を新しく作ってしまいました(イギリス国教会)!
勿論、離婚OK~
それにまつわる話はシェイクスピアもその後もずっと
書かれていますし、
生殖の話は人類の歴史とともにあるのです。
縁があったときに触れてみればいいと思います
不妊治療真っ最中に、なかなか不妊にまつわる話を読んだり、映画を見る気持ちにならないと思います。むしろ、そういうものから離れたいかも。
でも、何かのきっかけで、読んでみようかな、観てみようかな、と思ったらそういう縁、サイン、ポイントを大事にしてもいいのかな、と思います。
自分の世界から、違う世界に連れて行ってもらえる作品は、自分の世界に戻った時、自分の世界を広くしてくれます。