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「普通の」レディースクリニック、っておっしゃいましたが・・・

こんにちは。心理士の小倉です。

本日、とくダネで、不妊治療費の保険適用について取り上げられました。すべて見ることはできなかったのですが、その中で宋美玄先生がコメンテーターとして出演されていました。

宋先生は、婦人科の女医でいらっしゃいますので、女性の心も体もよく理解されており、コメントの内容も単刀直入で、すごくわかりやすいです。個人的には好きなコメンテーターですが、今日の番組では、不妊治療の話が中心で、うちは「普通の」レディースクリニックですが、とおっしゃったときがあり、その時に、あ~っていう違和感。

普通のレディースクリニックって?不妊治療は「普通」ではないってことかしら?特殊「内科」とか、特別「外科」とか、あるとしたら、それはとても深刻、ってことをイメージしますが、普通でない婦人科、って?内科や外科と同じような意味合いではないような気がします。そこに、婦人科医であっても、薄い膜、を感じました。

不妊を経験するということは、普通だと思っていた自分の体がそうではなくなる、という喪失感も含まれます。普通、自然という言葉にとても敏感なのです。多数派にいたと思っていたのに、あるとき少数派に入ってしまう、それも自分一人のことならなんとかなるかも、だけど、パートナーとの関係という複雑さ。

不妊の気持ちはとても複雑です。すでに十分辛い気持ちになっていますので、そういう気持ちを少しでも理解してもらえる機会として、今回の不妊治療適用の議論が繰り広げられたらいいな、と思います。

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