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不妊治療中の嫌な思いや辛い気持ちは思い出すことで癒されます

こんにちは。心理士の小倉です。

最近のカウンセリングでは不妊治療を終え、その後の日々についてカウンセリングを利用される方も増えました。そのため、カウンセリングの内容も、不妊の辛さよりは不妊を経験したからこその生き方について一緒に検討する機会があります。

基本的には現在起こっている出来事についての話が中心となりますが、ふとした時や、調子が悪いと不妊治療中の思いがでてきます。

そして、当時辛かったこと、傷つけられたこと、自身の中で納得のいかないことが、今だからこそ冷静に振り返り、涙ぐむことも多々あります。仕方なかった、と一生懸命おさめようとされますが、思い出される気持ちはそのまま受け止めていいんですよ、とお伝えします。

そうすることで、心が当時の辛い気持ちを思い出しながらも、今現在はその辛い時期ではない、その時期を脱出した、と認識します。勿論、今現在も、辛い出来事はあるかもしれません。たとえば、子供のいない人生を歩むことで、それはそれで辛い思いはありますが、不妊治療中の辛さとは違います。当時は知ることができなかった「その後」を今は知ることができることに、心の癒しが促進されます。

いつまでも昔のことを思い返すのはおかしい、とか、蒸し返してもね…とか、過去は過去、前を向こう!とか、無理に思う必要はないということです。思い出すことが心が癒しを求めている証拠。そして思い出して、涙がでてもいいんです。今はその時と違うことを、心が確認して安心する、という癒しのプロセスの一つなのです。

参考になればと思います。

ところで最近、タイトルを長めにつけてます。なぜかと言いますと、いつも大変お世話になっている方に、ブログアップをツイッターでお知らせする際、具体的なタイトルの方がわかりやすいですよ、と言われたからです。確かに、最近はまっている辻仁成さんのブログのタイトルもすっごく長くて!なるほど~と思って、長く書いてます~

熊とブーケ

 

 

 

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