国際結婚
心理士の小倉です。
不妊治療のご夫婦でも国際結婚の方、結構多いです。
患者数としては最近どんどん増えてきているように感じますが、
(ご夫婦とも外国の方も増えました!)
私のカウンセリングでも
以前から比較的よく相談にこられています。
ほとんど奥さんが日本人で
ご主人は海外の方。
でも、最近は奥さんが外国の方で、ご主人が日本人のケースもあり、
奥さんの日本語がとても上手です!
いずれにしても出身地によって
その国の不妊治療の方法は全然変わってくるので、
私も勉強になります。
まずは国や文化の違いを教えていただき、
奥さんはどうしたいのか、
ご主人はどうしたいと言っているのか、を伺い、
どこに妥協点を見つけるか、
というのがカウンセリングの中心となります。
相談内容として多いのは(奥さんが)40歳をすぎて
(海外で)体外受精を行ってくれる施設がないので自分一人だけ日本に来て治療している、
あるいはしたほうがいいのか、
という話です。
養子縁組や夫婦二人の人生はまだ考えられない、
もしくは受け入れられない、
という方も多いです。
そうですよね、
40歳以上だと体外受精ができない、
というのは日本ではえ~!
と驚きますが、
数字的には妥当な判断ではあります。
あとは単純に住んでいる海外では不妊治療施設がない、ということ。
だったら日本でやろう、ということもあるようです。
奥さんが日本人で海外在住の場合、
日本的な子供へのあこがれ、
三月や五月の節句、七五三などはご主人とはちょっと共有できないので、
そのあたりを受け止めて、治療をどうするのか、
夫とのコミュニケーションはできるのか(言葉ではなくて)、
最終的にはお住まいの地域(海外)での
サポート体制の確保(日本語で相談できるところ、など)
を検討していきます。
日本に在住で国際結婚の場合は、外国人の奥さん、ご主人に、
相手の文化的な背景を尊重しながらも、
日本的な不妊治療のやり方、子供を授かることの考え方を共有し、
夫婦として、どこまで合意できるかを検討することになります。
英語でもカウンセリング行います。
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