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不妊治療と仕事・キャリアの両立はどうする?

生殖心理カウンセラーの小倉です。

不妊治療をしていると、女性の仕事やキャリアの積み上げがどうしても思い通りに行かないことが多いですよね。カウンセリングでもその悩みは多いので今回は3パターンの対処法をお伝えします。

①仕事(キャリア)も大事にしたい、でも子供も欲しい。仕事はやめたほうが子供は授かる?でも仕事をやめる気持ちにはなれない方は・・・

子供は勿論欲しいけど、仕事はやめたくない。自分はこんなに悩んでいるのに夫はどんどん昇級していく。仕事のことだけ考えられて羨ましい・・・。あるいは、仕事に充実感はあるが、ストレスもあるのでそのせいで妊娠しにくいかもしれない、という不安。とても複雑な思いをされている女性は本当に多いです。

この場合は、あらためて自分は子供も仕事も大事にしたい、という思いを確認することです。本当にそうなの?本当に仕事大事?本当に子供大事?その答えが「はい、両方とも大事です!」の場合は、両方大事にしていきましょう!そのコツとしては、

仕事に通いやすい不妊治療施設を選ぶ

仕事も子供も大事にしていることを夫も理解している

体調を整えたいと思う時は体を休められるように調整したいので、仕事のスケジュールを1年単位でたてて、たとえば年度末は忙しいからここは治療はしない、5月から8月までは余裕があるからここは治療優先で働く、というように目にみえるようなスケジュール(タイムライン)をたてることで先の不安は少し解消されます。

②仕事はそれほど熱心ではないけれど、経済的なことを考えると続けたほうがいいし、不妊治療ばかりだと気が滅入るので気分転換にはなっている。ただ、シフトの調整や急な休みをお願いすることにストレスを感じ、ストレスのせいで妊娠しないのかと不安になっている方は・・・

このケースは、パートナーとの話し合いが大事になります。経済的なことは夫婦やカップルで考えないと効率がよくありません。不妊治療費は自分の収入や貯金からだしています、という女性もいらっしゃいます。その場合は、治療費のために働くという目的があるので、ストレスは感じながらも働くことになるので、ストレスとの付き合い方を知って実践することが一つの対処法です。

夫婦二人で治療費を払っている場合は夫婦での話し合いが大事です。実際に今どれくらいのお金があって、今後どれだけ収入が見込めるのでこれくらいの治療はできるだろう、という経済的なプランをたてることで、漫然と働くより明確になり、場合によっては一度休職したり、離職もあるかもしれません。お金の管理は面倒ですし、どうしても後回しにしがちですが、早く取り組めばその分、漠然とした不安や迷いからは解放されるでしょう。

③仕事やキャリアを大事にしているわけではないし、経済的に余裕がないわけではない。でも、もし仕事をやめて子供が授からなかったら、自分には何も残らないからそれが怖くて働き続けている。本当は仕事をやめて治療に専念したい、という方は・・・

ジレンマですよね。子供が授かるとわかってるならなんの抵抗もなく仕事をやめられるのに、それが保障されていないからやめるのが怖いという気持ち。かといって、キャリアを積み上げたいわけでもなく、経済的に困っているわけではないので仕事へのモチベーションが上がらない。一方で治療に専念できないので焦りや不安や無力感がある。こんな気持ちだから妊娠しないのかな、とネガティブな思考がぐるぐる。

そんな方の対処法は「ジレンマはあっていいし、揺れながら日々仕事して治療に取り組むでいいんだ」と今のままでOKにすることです。

さらに、パートナーや相談できる方がいればぼそっとそのジレンマや葛藤や揺れを語ることで、日々を「生き抜く」ことを目標にするだけで十分です。

SNSやブログは参考になりますが、キリがないし信頼のある情報源ではないので一日30分程度にする、などの制限を設ければ利用しても良いでしょう。

このような方には①や②のような具体的な対処法はあまりなく、今のあなたの気持ちをそのまま受け止めることが、気持ちを楽にしたり、このままでいいのかな?という迷いを少し減らすことになります。つまり、両立に悩んでいるけど悩みながら両立していっていいんだ、ということです。

3つのパターンを紹介しましたが、参考にしてくださいね。

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